本当に手袋で労災事故はへらせるのか？

私が毎日念仏のように唱えている

「作業手袋でゼロ災へ！」は、

実現可能なんだろうか？

 

 

私は手袋の実力を信じている

ので、可能だと思ってます。

 

 

実現に向けては、ふたつの道があって、

 

 

 

 

これは、同時進行だから、ドンドン

ゼロ災に近づいていくことと信じて

前進します！

 

 

 

 

 

最近、商品の性能向上が著しいのは

耐切創手袋だと思います。

 

 

先日ご紹介したパナソニックが開発

したタングステン線を活用した

『ストロングンテ』もそのひとつです。

▼▼▼

今日、手袋業者仲間と雑談をして

おりましたら、この手袋の開発は

こんな流れだったらしい・・。

 

 

照明器具がLEDになり

白熱電球を作らなくなった

▼

フィラメント部分の繊維の

使い道をあれこれアイデアだし

していった

▼

やわらかくて強いので、軍手を

編んでみた！

▼

強くて薄くて柔らかい手袋が

出来上がった！！！

 

 

ということだそうです。

 

 

商品を作るうえで蓄積された

ノウハウが開発に活かされた

わけですね。

 

 

現場で、働く人たちにとって、

切り傷は一番よくある労災事故です。

ようするに『赤チン事故』ですね。

（今はこの表現で通じるんかな？）

▼これが赤チン

 

私が小学生のころは、転んで

ヒザをすりむいたら、水で流して

すぐ赤チンぬればOKでした。

 

 

すりキズ治癒の万能薬ですね。

なので、赤チン事故というのは

すりキズていどの労災事故の総称

ですね。

 

 

ただ、どんなに軽傷でも労災です。

手のすりキズを防ぐためには、

耐切創手袋を着用することが

手っ取り早いですね。

 

 

いままでは、耐切創手袋といえば、

金属（鎖でできた手袋）やケブラー🄬

などの素材で作られた、刃物や金属

バリなどに対して強い手袋のことでした。

 

 

それが今は、メーカーのたゆまぬ

技術革新で新しい素材で編まれた

手袋がドンドンでてきたんです！

 

 

それが、東洋紡のダイニーマ🄬や

ツヌーガ🄬、それに加え、

ガラス繊維も品質が向上して

パキパキ感が減りました。

 

▼アトムのツヌーガHG231

主に食品加工の現場の手袋の

インナーとして使われています

 

 

使われる現場によって、

食品加工だと水分と接触する

可能性があるので、ケブラー🄬より

ツヌーガ🄬かな？などと

現場に合わせて選ばれます。

 

 

では、耐切創手袋は実際に

労災事故を減らす効果があるか？

 

 

これは、確実に減らす効果がある！

と、言い切れます。

 

 

何しろ、着用することで手先に

意識がゆきとどきます。

注意喚起につながるわけです。

 

 

加えて、耐切創性能のおかげで

ケガは防げるか、軽傷ですむように

なります。

 

 

だから私は、耐切創手袋は労災事故

を減らす効果があると言い切ります。

 

 

ただ、耐切創手袋はあくまでハード面の

対策で、予防策の位置づけです。

 

 

ソフト面では、スタッフが互いに

注意喚起をし、安全な作業方法や

注意力を高めるのことも必要です。

 

 

耐切創手袋も摩耗や損傷によって

性能がおちていくのは避けられません。

 

 

マニュアルを作って定期的な点検や

交換が必要です。見た目は同じでも

ほつれていなくても、性能が落ちて

いる場合もあります。

 

 

それは、社内ルールを作って、

例えば、毎週〇曜日に新しい手袋を

つかうと決めて、交換してください。

 

 

今日は、耐切創手袋で労災が減らせる

のか？という問題を私の視点でご紹介

いたしました。

 

 

花粉の時期でも、どうぞご安全に。

たかが手袋、されど手袋。
作業手袋でゼロ災へ！

のりねえ