作業手袋で労災事故を減らす!愛知の手袋のソムリエ

労働災害情報メルマガ8月28日号をお届けします!

労災メルマガ


相変わらず暑いですね。

昼間は、出荷作業するのですが

なるべく涼しい午前中にやって

おります。

 

 

今日はちょっと涼しいので

午後荷造りしてたら、滝のような

汗で、納品書に汗が落ちないように

するのに必死でした。

 

 

いつも手袋のことばかり考えている

あなたの手袋のソムリエレジスタードトレードマーク (R)のりねえです

 

 

このブログは、手袋のソムリエの

ワタクシが、さまざまなシーンで

使われる作業手袋の適材適所、

事例などをご紹介するブログです

 

まだまだ暑い時期が続きますが

熱中症には十分ご注意くださいね。

 

 

8月28日号の労働安全メルマガを

お届けします。

 

 

============

労働災害情報メールマガジン

編集・発行:株式会社扶双 手袋のソムリエ 労働災害情報メールマガジン編集部

2025年8月28日発行

このメールマガジンでは、前月の主要な労働災害の発生状況から、注目すべき具体的な事例、そして明日から実践できる安全対策のアドバイスまで、多角的な視点から労働安全衛生情報をお届けします。


1. 前月の主な労働災害発生状況と動向

2025年7月は、全国的に気温が高い日が続き、熱中症による労働災害が多発しました。特に建設業や製造業、運輸業などの屋外作業や高温環境下での作業において、休業災害だけでなく、死亡災害も発生しています。

 

厚生労働省の統計によると、2025年7月末時点の労働災害発生状況は、前年同月比で死傷者数が6.5%増加しており、非常に厳しい状況が続いています。また、福岡労働局は7月末時点で建設業の死亡災害が前年1年間と同じ8人に達したことを受け、**「建設業の死亡災害根絶に向けた非常事態宣言」**を発令するなど、各地域でも危機感が高まっています。

 

事故の型別で見ると、転倒や墜落・転落といった災害が引き続き多く発生していることに加え、夏季特有の熱中症や感電災害も増加傾向にあります。

 

(参照元:福岡労働局、建設業の死亡災害根絶へ向けた非常事態宣言を発令|労働新聞社)

(参照元:2025年7月末労働災害発生状況について|宮城労働局)


2. 注目すべき労働災害事故事例の深掘り

7月に発生した労働災害の中から、特に教訓となる2つの事例を深掘りして解説します。

事例1:製油所でのガス漏れによる死亡事故

  • 事故概要:2025年5月に発生した、製油所でのガス漏れ事故について、7月に詳細な報道がありました。この事故では、ガスが漏れ出し、硫化水素が発生。作業員1名が死亡、1名が意識不明の重体となりました。
  • 発生原因の分析:事故の原因は、タンクの点検作業中のガス漏れとされています。作業手順の不徹底や、硫化水素のような危険なガスが発生する可能性に対するリスクアセスメントの甘さが指摘されています。また、緊急時の連絡体制や、被災者救出のための装備、人員配置に不備があった可能性も考えられます。
  • 具体的な再発防止策:
    1. リスクアセスメントの再徹底: 危険物質を取り扱う作業においては、潜在的なリスクを徹底的に洗い出し、適切な安全対策を講じる必要があります。
    2. 作業手順の厳守: マニュアルに沿った作業手順を再教育し、遵守を徹底させます。
    3. 緊急時対応の訓練: ガス漏れなどの緊急事態を想定した避難・救助訓練を定期的に実施し、従業員一人ひとりが迅速かつ適切に行動できるよう備えることが重要です。
    4. 保護具の適切な使用: 危険なガスが発生する可能性がある場所では、防毒マスクや酸素濃度計などの適切な保護具を確実に着用させるルールを確立し、徹底することが不可欠です。

(参照元:製油所でガス漏れ1人死亡|安全衛生情報センター

事例2:建設現場での不適切な安全帯使用による送検事例

  • 事故概要:2025年7月、適切な安全帯を使用させずに労働者を高所で作業させたとして、建設業者や現場責任者が労働安全衛生法違反の疑いで送検されました。
  • 発生原因の分析:この事例は、墜落・転落災害の典型的な原因である安全帯の使用不備が直接的な原因です。フルハーネス型安全帯の義務化が進む中、旧式の安全帯の使用や、そもそも安全帯を使用しない、またはフックをかける場所(取付設備)を確保しないといった安全管理の不徹底が背景にあります。
  • 具体的な再発防止策:
    1. 安全帯のフルハーネス化: 墜落制止用器具の義務化に対応し、旧式の胴ベルト型からフルハーネス型への移行を完了させます。
    2. 安全帯使用に関する特別教育: フルハーネス型安全帯の特別教育を従業員全員に実施し、正しい使用方法、点検方法、危険性について周知徹底します。
    3. 作業前の安全確認: 高所作業を行う前には、安全帯の装着状況や、フックをかける取付設備の状態を作業員同士で相互確認する仕組みを導入します。

(参照元:適切な安全帯を使用せずに送検|労働新聞社


3. ヒヤリハット事例から学ぶ

職場のあんぜんサイト「ヒヤリ・ハット事例集」から、7月に多く見られた「はさまれ・巻き込まれ」に関する事例をピックアップしてご紹介します。

  • 事例1:コンベア清掃中のヒヤリハット
    • 概要: 搬送用コンベアの清掃作業中、稼働中のコンベアに手が触れ、巻き込まれそうになった。
    • 教訓と対策: 掃除や点検といった作業を行う際は、必ず機械の運転を停止し、ロックアウト・タグアウト(LOTO)などの措置を講じてから作業を開始する。
  • 事例2:ミキサーの攪拌フックに手が巻き込まれそうになった
    • 概要: 食品工場で製菓生地を練るミキサーの攪拌フックを点検中に、誤って機械が作動し、手が巻き込まれそうになった。
    • 教訓と対策: 清掃・点検作業を行う際は、機械の電源を切り、誤作動防止のための安全装置(安全カバーなど)を確実に使用する。また、作業手順を明確にし、危険箇所を作業員に周知徹底する。
  • 事例3:バックホーのキャタピラに足がひかれそうになった
    • 概要: 建設現場でバックホーの周囲を歩行中に、運転手が気づかずに機械を後退させ、キャタピラに足をひかれそうになった。
    • 教訓と対策: 重機が稼働している周囲には絶対に立ち入らない。誘導員を配置し、運転手とのコミュニケーションを密に取る。また、後方確認用ミラーやバックモニターの設置も有効です。

(参照元:職場のあんぜんサイト:ヒヤリ・ハット事例集


4. 今月の安全対策テーマとアドバイス

前月の労働災害動向を踏まえ、8月は特に**「夏の作業環境改善と熱中症予防」**をテーマに、実践的なアドバイスを提供します。

  • 熱中症対策の徹底2025年6月より、労働安全衛生法に基づく熱中症対策が義務化されました。改めて、以下の対策を徹底しましょう。
    1. 水分・塩分補給: 水やお茶だけでなく、スポーツドリンクや塩飴などを準備し、定期的に水分と塩分を補給させましょう。
    2. 休憩の確保: 暑さ指数(WBGT値)に応じて休憩時間を確保します。
    3. 作業環境の改善: スポットクーラー、送風機、ミストシャワー、遮光ネットなどを活用し、作業環境の温度を下げましょう。
    4. 服装と装備: 通気性の良い服装や、空調服、冷却ベストなどの活用も有効です。
    5. 健康管理: 体調不良の従業員を早期に発見できるよう、声かけや朝礼時の体調チェックを欠かさず行いましょう。
  • 夏季の感電災害に注意汗で身体が濡れていると、感電の危険性が高まります。
    • 対策: 感電の危険がある作業場では、絶縁手袋や絶縁保護具を着用させ、濡れた手で電気設備に触れないように注意喚起を行いましょう。
  • 不安全行動の撲滅「このくらいなら大丈夫」という安易な気持ちが、重大事故に繋がります。高所作業での安全帯の不着用、保護具の不使用など、基本的な安全ルールを改めて周知徹底し、不安全行動を許さない職場風土を醸成しましょう。

これらの対策は、ただ指示するだけでなく、なぜ危険なのかを従業員一人ひとりが理解し、主体的に行動できるような教育と訓練を継続して行うことが重要です。


5. 労働災害防止のためのオンラインセミナー・講習会情報と関連資料

  • 厚生労働省・職場のあんぜんサイト
    • テーマ: 労働災害防止のための各種資料・チェックリスト
    • 内容: 業種別の労働災害防止マニュアル、リスクアセスメント実施マニュアル、化学物質管理に関するガイドラインなど、多様な資料が公開されています。
    • URL: https://anzeninfo.mhlw.go.jp/
  • 中央労働災害防止協会
    • テーマ: 労働災害防止に関するオンラインセミナー
    • 内容: 熱中症予防、腰痛対策、メンタルヘルスなど、多岐にわたるテーマでオンラインセミナーや講習会が開催されています。
    • URL: https://www.jisha.or.jp/seminar/index.html

これらの情報を活用し、職場全体の安全衛生管理体制を強化していきましょう。


6. 編集後記

今月の『労働災害情報メールマガジン』はいかがでしたでしょうか。

記録的な暑さとなった7月、熱中症による労働災害が多発し、改めて夏季の安全対策の重要性を痛感させられました。事故は、不運な出来事ではなく、原因を分析し対策を講じることで必ず防ぐことができます。

私たちメールマガジン編集部は、これからも皆様に役立つ、実践的な情報をお届けできるよう努めてまいります。

本メールマガジンに対するご意見やご感想、取り上げてほしいテーマなどがございましたら、ぜひお聞かせください。皆様からのフィードバックは、今後のメルマガ作成の貴重な指針となります。

今後とも、株式会社扶双 手袋のソムリエ 労働災害情報メールマガジンをよろしくお願い申し上げます。

 

メルマガをメールでご覧になりたい

方は、メルマガ登録をお願いします。

▼お申込みフォーム

https://my.formman.com/form/pc/Yg1Dp1FVwRnHfBkC/

 

 

暑い時期でも、どうぞご安全に。

たかが手袋、されど手袋。
作業手袋でゼロ災へ!

のりねえ


お問い合わせ

会社名 株式会社 扶双
住所 〒456-0053
愛知県名古屋市熱田区
一番二丁目51番地11号
受付時間 10:00~17:00

コメントを残す

あなたの手袋のソムリエ

名前 ㈱扶双ののりねえ
住まい 愛知県

Profile

あなたの手袋のソムリエ ㈱扶双の江村典子です。

なんで、道路のわきに、軍手が落ちているか知っていますか?トラックの燃料キャップが汚れないように、キャップに軍手をかぶせているのが、落ちるからなんですよ。

あなたを魅惑の手袋ワールドにおつれします!

search envelope heart star user close search-plus home clock update edit share-square chevron-left chevron-right leaf exclamation-triangle calendar comment thumb-tack link navicon aside angle-double-up angle-double-down angle-up angle-down star-half status image gallery music video category tag chat quote googleplus facebook instagram twitter rss