工藤公康氏に聞く、自律型社員の育て方

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今日は、第一生命さんのお誘いで、

元ソフトバンクホークス監督の

工藤公康氏の講演を聞きに行って

きました。

私は７歳から野球が大好きですので、

工藤氏が甲子園で名電高のエースとして

投げていたのを今でも思い出せます。

そのころは、愛知代表と言えば中京や

東邦などが常連だったけど、工藤氏を

エースとした名電高は、甲子園に出場し

上位まで勝ち進みました。

大きく落ちるカーブでバッターを

なぎ倒す投球にしびれました。

それと当時は白と紺の組み合わせが

多かったユニフォームが紫で、

新鮮だったのを覚えています。

今日は球界のレジェンドが語る、

ホークス黄金時代の裏側…そう思って

いたら、度肝を抜かれました。

彼の話はすべて「野球」。

でも、私にはすべて「経営」に

聞こえたのです。

その驚きと興奮を、今から皆さんに

お伝えしたいと思います。

「育成」という名の、社員が自律するチーム作り

選手層を厚くするために、まず工藤氏が

手を付けたのは、どのポジションでも

使える選手の育成をすることです。

これは、正に変化の激しい時代を生き抜く

「オールマイティなスタッフ」を育てる

という、経営の理想そのものに感じられました。

この言葉に、未来の会社の姿を見た気がしました。

「命令」は、人の心を動かせない

講演の中で最も心に響いた言葉。
それは「監督の仕事は指示命令でなく、
フォローすること」という、彼の監督
哲学でした。

この言葉を聞いたとき、
「命令では人は育たない。育つ環境を

作るのが経営者の仕事」—自分のこれまで

のマネジメントを深く反省しました。

「自考自行」。選手に自分で考え、

行動させることこそ、最強の組織を

作る鍵なのだと教えられました。

 組織の主役は誰だ？

工藤氏は「野球は選手のためのスポーツ」

とおっしゃいました。

オーナーや球団、ましてや監督のため

ではない。会社も同じです。

社員が「この会社で働いてよかった」と

思える事業こそが、本当の成功なの

だろうと感じました。

なので、工藤氏は「監督付きマネージャー」
という新しい役目を置くことで、自分の

振る舞いを客観的に評価させていたそうです。

「監督と選手の会話は、選手が8、
監督が2になっているか？」

最初は、8：2か7：3だろうと
思って、マネージャーに聞くと
5：5だったそうです。そこまで
徹底した姿勢に、心底感銘を受けました。

見えてきた「最強の組織」の形

「監督は三角形の一番上の角にいる
のではなく、円の中心にいるのが理想」
という言葉が、講演の締めくくりでした。

上から指示を出すのではなく、皆の

中心にいて、組織全体をスムーズに回す。

それが理想のリーダー像なのだと

教えられました。

工藤監督は、私に、野球の話を通じて

「最高のチーム」の作り方を教えて

くれました。

まとめ

道を極めた人の話を聞くと

すべて自分の仕事に生かせる、

そう感じる工藤公康氏のご講演

でした。

涼しくなっても、どうぞご安全に。

たかが手袋、されど手袋。
作業手袋でゼロ災へ！

のりねえ

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