実際にあった天安門事件をなかったことにはできないんです！

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いつも手袋のことばかり考えている
あなたの手袋のソムリエ🄬　のりねえです。

今日は、6月４日です。

この日は手袋のことを書かずに

別のことを書きます。

３０年前、私は北京で留学生活を

していました。中国語の習得、

その後、学部生になろうと思っていました。

漢語を学んで１年余、そんなころ

胡耀邦の死をきっかけに、

学生が民主化要求デモを

始めました。

最初は小さなものでした。

北京大学や北京師範大学、清華大学

その他の大学生が横断幕を掲げ

デモ行進をしました。

５月１７日には、１００万人デモが

行われ、地方の大学生もたくさん

天安門広場に集まりました。

そのうち民主化要求を政府に

訴え、ハンガーストライキを

始めました。

デモや、ハンストって、耳では聞いたこと

ありますが、どんな感じか全く知りません。

目の当たりにして、激しさと情熱に

驚きました。

プラカードは、筆で書いてあります。

頭いい人たちだから、風刺して

いるひとつひとつが辛辣です。

でも、それが

こうなってしまいました。

学生の街、海淀区の学院路という

道を通って解放軍が進軍する際、

市民や学生たちと衝突して

解放軍の車両は焼かれました。

実際に自転車で他大学や、街の様子を

見に行きました。

誰もが呆然としていました。

まさか、子供たちに発砲するなんて。

私は２０歳で留学しましたので、

デモに参加していた学生たちは

同じ年くらいです。

目を輝かせて、

「官僚の不正をただし、不公平を

是正するんだ！」と言ってました。

チベット人やウイグル人もこの

学生の運動を歓迎していました。

人権を尊重する国になるかも

しれないという夢を抱きました。

私の友人のチベット人（すでに社会人でした）

も、デモに参加して、その時の様子を

写真を撮ったり、録音したりしながら

記録していました。

その時の政府の選択が、今の

チベットと東トルキスタンの現状に

まっすぐ直結していることがわかります。

あったことを、なかったことには

できません。

中国の民主化を考えると

あの時、懲りた世代は

動きません。

道は遠くなるばかりですね。

のりねえ

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