いつも手袋のことばかり考えている
あなたの手袋のソムリエ のりねえです。
今日は水曜日、動画配信をする日です。
だけど今日はこの話題をお届けします!▼
なんでかって言うと、
昨日9月10日は、ジャックマーの誕生日。
そして55歳にして実業を引退をした日です。
そのジャックマーの半生をオリラジの
中田あっちゃんが偉人伝として
解説しています。
さすが、あっちゃん!
とってもテンポよく飽きさせず、
ジャックマーの半生をお話しして
くれます。ぜひご覧ください。
おそらくあっちゃんのネタ本は、
私の尊敬する友人の永井麻生子先生が
翻訳した、この本だと思います。
この本が、アリババを馬雲(ジャックマー)を
初めて日本で紹介した本だと思います。
アリババがニューヨークで上場した時
まだ日本ではジャックマーって誰???
そんな状態の時には、こちらの本が
Whyアリババ?に答える本として
参考書的に読まれました▼
これも永井先生が翻訳されたんですよ。
私は、以前ジャックマーの創業の地、
浙江省杭州駐在していたので、
本当に身近に感じています。
私は貿易の世界で働いていますので
1980年代後半の中国の状況を
身をもってわかっています。
▼生産したものの流れは
工場
↓
中国国営貿易会社(許認可がある)
↓
日本側の貿易商社
↓
卸問屋
↓
スーパーなどの小売店
この国営の貿易会社が利益をかすめ
工場は、イニシアチブを持てずに
いつも貧しい状態でした。
しかも貿易会社の担当はエリート意識
丸出しの人が多くて、バックマージンを
出さないと、すぐに工場を変えてしまう。
そのぐらいの権限がありました。
その状況を打破する強烈なエンジンが
ジャック・マーが作ったアリババという
仕組みです。
それは、貿易会社が工場を選ぶ
時代から、工場が貿易代理店を
選ぶ時代に変えるスイッチでした。
いい商品を作っても貿易会社の
都合で突然オーダーがなくなる会社も
ありました。でも、海外のバイヤーが
直接工場と連絡を取れれば、イニシアチブは
工場の手に移ります。
1998年(だったと思う)の広州交易会を
忘れることができません。オレンジ色に
塗った市バスが「Alibaba.com」と書かれて
走り、インターネットの時代を予感させました。
まだ、電話回線でインターネット接続を
していたころに、その仕組みを考え
広州に集まる、海外のバイヤーや、
全中国にいる工場にPRしました。
そのおかげで、誠意ある工場には
多くのビジネスチャンスが訪れ
大きく成長しました。
いま、大阪で浙江省の商社や工場が
展示会をしていますが、みんな
アリババに感謝しています。
アリババが優れているのは、そのころから
アリババがサプライヤーを評価する
仕組みもセットで作り上げていることです。
高評価を得るために、頑張るんです。
それが、フィンテックと言われる
電子金融でもいかんなく発揮されている
と思います。商売は、双方に利があって
こそ長い取引になります。
お互いパートナーである!
中国の中小企業の基礎体力を作ったのは
アリババです。誠実な会社は生き残る
チャンスを得ました。
これからジャック・マーは、中国の若者を
育てる先生になるそうです。
早めの引退には、さまざまな理由があるでしょう。
でも、社会のためになる理念を掲げて起業する
若者を支えるナイト(騎士)になることは、
間違いないでしょう。
そんなジャックマーのこれからの半生を
ウォッチするのが楽しみです。
暑い時期でも、どうぞご安全に。
たかが手袋、されど手袋。
作業手袋でゼロ災へ!
のりねえ
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