この日を忘れないで

Tweet

毎年、この時期になると同じ

ブログを書いています。

そう、天安門事件です。

私が２１歳の時に遭遇した

驚くべき事件です。

私は、３３年前北京に留学中で

あの年の４月から始まった

学生運動を間近に見ていました。

それは、あの時あの北京にいた者の

つとめですから。

この毛沢東が見守る広場に

戦車が乗り込み、人民解放軍の

兵隊が銃撃して多くの中国人の

学生や市民が亡くなりました。

私はその場にはいませんでした。

大学の学生寮にいました。

学生たちは、▼広場にいました。

みんな、役人の汚職体質を憎み

改善を要求しました。

ハンガーストライキという方法で。

ハンストとは、モノを食べないで

相手が要求をのむまで、がんばる

わけです。

私の知り合いも、ハンストをして

１５キロやせたと言ってました。

あの時、戦車が乗り込んできて

学生たちは撃たれ、逃げまどい、

命からがら故郷まで帰っていきました。

運のいい人は故郷まで帰ることが

出来ましたが、運のない人は・・・・

あの国では、政治的な理由で

体制側につかまるとジ・エンドです。

ダンアンと呼ばれる個人情報に

「反体制」というレッテルを貼られ

自由に移動もできなくなります。

『国民総背番号制』で、すべての

人がIDカードの番号に情報を

紐づけられています。

電車に乗るときも飛行機に乗るときも

ホテルに泊まるときもすべての

情報が管理されます。

これは、大げさではなく、事実です。

チベットやウイグルは言うまでもなく

あの国のすべての国民が監視下に

あるわけです。

その事実は、あの国の国民はみんな

知っているし、受け入れざるを

えません。

ここでお伝えしたいのは、

そういう国が隣にあって、

監視される十数億の人たちが

いるという事実です。

それを知ったうえで、

６月４日という日を迎えて

ください。

暑い時期でも、どうぞご安全に。

たかが手袋、されど手袋。
作業手袋でゼロ災へ！

のりねえ

Tweet