今日は、3月3日のブログの続きで
化学物質を扱うときの手袋を
今後どうしていくべきなのかを
今回もアンセルさんの資料を
お借りしてご紹介します。
▼3月3日のブログ
いつも手袋のことばかり考えている
あなたの手袋のソムリエのりねえです
このブログは、手袋のソムリエの
ワタクシが、さまざまなシーンで
使われる作業手袋の適材適所、
事例などをご紹介するブログです
まずタイムスケジュールですね。
化学物質規制は実はもう来月
4月1日から始まるんです。
▼スケジュール
2023年4月1日からはじまるのは、
主に「指導」ですね。
例えば、定期的に「人体に及ぼす作用」を
確認し、更新していく。
これは、「〇〇の義務化」じゃなく、
社内で定期的にスタッフに意識付け
していくことです。
「把握を強化する」とか
「作業記録の保存」とか
すでにやっていることを明文化
したものが多いです。
でも、2024年の4月に施行される
内容はちょっと異なります。
「化学物質管理者・保護具着用
責任者の選任義務化」
これは、今まで『〇〇さんが責任者だ』
とは決めていない場合も、選任することに
なります。
強さが違いますね。
この表に基づいて、まず2023年
4月から社内の環境整備を進め
2024年に向かって責任者を決め
保護具を見直していきましょう。
化学物質については、今まで
見過ごされていた透過性
これについてご紹介します。
▼
上の図にあるように、対策として
1)化学物質を人体に影響のない
代替物質に変更する
2)新たに換気装置を設置して
皮膚・眼刺激性・皮膚腐食性
を低減させる
3)作業方法自体を見直す
4)有効な呼吸用保護具・ゴーグル
透過しない手袋などを選定する
例えば手袋でいうと
手袋が溶解しないからと言って
溶剤を使うのは、いけません。
成分が透過して健康被害が
ある可能性が高いので、総合的に
透過しない措置をしましょう。
ということですね。
化学物質の影響は、
わかりにくいんです。
熱いものを触る→ヤケド
このように、因果関係が
わかりやすいと対策は
しやすいんです。
ちょっと前の記事ですが▼
化学工場でぼうこうがんが
17人発症
これも、ほとんどの場合が
長く勤務していて、すでに退職された
職員の多くに発症して調査した
という流れです
すぐには、影響がわからないんです。
だから、保護具で対策を打つ。
あるいは、使う化学物質を変える。
スタッフを守れない会社に
募集したって人は集まりません。
対策をするときは、ご相談下さい。
メーカーと手を携えて、ご提案を
いたします。
寒い時期でも、どうぞご安全に。
たかが手袋、されど手袋。
作業手袋でゼロ災へ!
のりねえ
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