今日は、手袋の仕れ先さんが
年末のご挨拶に、と大阪から
来社してくださいました。
手袋の未来を一緒に考えて
いける会社さんと話をするのは
楽しいですね。
時には私も厳しいことを言いますが
すべて手袋の品質向上や将来、この
手袋を必要とする方のためです。
もっともっと多くの人のお役に立てる
可能性がある手袋を、みすみす
「ただの軍手」にしてしまう
訳にはいきません。
これは、私の責任において
必ずいい手袋にして、お役に立てる
素晴らしい商品に育てなければ!
それには、一緒に育ててくれる
卸さんや、メーカーの協力が必要です。
これこそがSDGsの17番目のコレ▼
ひとりじゃできないことは、
みんなのチカラを結集して
やりとげます!
いつも手袋のことばかり考えている
あなたの手袋のソムリエのりねえです
このブログは、手袋のソムリの
ワタクシが、さまざまなシーンで
使われる作業手袋の適材適所、
事例などをご紹介するブログです
そんな今日、卸さんが持ってきてくださった
手袋は、コチラ▼
一見するとカラー軍手▼です。
カラー軍手を紹介したブログ▼
ただ、違うのは素材です。
この手袋の素材は、綿100%なんです!
白い糸は、デニムを織るときの残糸。
(藍色に染める前です)
その他の糸は、カラータオルの残糸です。
綿100%だと、溶接などの作業でも
お使いいただけるし、さらに、肌さわりも
いいんです。
しかも、この手袋は原材料が残糸なので
環境負荷が低いのです。
本来、織物を織るうえで、織るに満たない
残った糸は、産業廃棄物で処分される
運命です。
それを集めて軍手に編むので、
産廃にならず、商品に生まれ変わります。
使えば資源、
捨てればゴミ!
なんとか資源に生まれ変わらせる
為にも流通を確保したいですね。
日本で流通する軍手の9割は
海外で生産されます。
日本に届くまで、船で運ばれます。
輸送するための燃料や、港から
倉庫までの輸送にも燃料が
必要です。
それに比べて、この軍手は
日本で発生した「残糸」を日本で
編むので輸送距離も短く、必要な
燃料も相対的に少なく、環境に対する
負荷が少なく済みます。
もし、製造業がこの手袋を採用
していただくと、SDGsの12番目
「つくる責任、つかう責任」に
合致します。
SDGsに取り組もうとお考えの
会社で、何から手を付けて
いいのかわからない方は、
ぜひ消耗品から取り組んでみてください。
取り組みやすく、継続しやすいこと
請け合いです。
寒い時期でも、どうぞご安全に。
たかが手袋、されど手袋。
作業手袋でゼロ災へ!
のりねえ
会社名 | 株式会社 扶双 |
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